最近 パソコン屋さんみたいだ・・・
知り合いから「今使っているPCが遅くてどうにもならないので何とかならないかな???」 と言う相談があり 予算2万円程度で改造することに・・・
問題のPCはエプソンダイレクトの2005年製 WinXP SP2仕様 CPUは CeleronD325(Socket478/2.53GHz/FSB533MHz) メモリーは DDR2 PC3200 256MB 1枚のみ ハードディスクは Hitachi製 ATA-100 7200rpm 120GB 省スペース設計のコンパクトタイプPCに17インチモニタをセットして11万円で購入したらしい 当時としてはこのスペックではかなりお安い 富士通やソニー、NECだったら16〜17万円はしただろう・・・ 通販会社のPCはよけいなソフトが無い分やっぱ安いです
まずはどの程度の物か確認 電源を入れて・・・一応ディスクトップの画面が表示するのに1分以上・・・ それから延々と砂時計が・・・3分もバックグラウンドで動いている・・・ いくつかソフトを起動してみる・・・ 確かに重たい感じ 一番ひどいというイラストレータで簡単に作業をしてみると・・・ 固まった! 強制終了!
再起動して 状態を確認するためタスクマネージャーを起動 (一番下のタスクバーで右クリック 「タスクマネージャー」−「パフォーマンス」) ここでパソコンの状態を確認できる
まずはメモリについて・・・ パソコンに実装されているメモリー容量 右側の「物理メモリ−合計欄」 523744 ぐらいなら512MBのメモリが装着されている 今現在消費されているメモリ量 左側の「コミットチャージ−合計欄」 345474 ぐらいなら345MBぐらいを消費していることになる もしもこのメモリが足りなくなるといけないのでハードディスクの一部を使い一時的にメモリのように使う「仮想メモリ」という物が割り当てられています 左側の「コミットチャージ−最大値欄」
次にCPUについて・・・ 何にもさわっていなければ普通は0%です 10〜20秒置きぐらいに1〜3%程度上がるのはバックグラウンドで軽くチェック動作を行っている ネットのページ等を開くと瞬間的に70〜100%まで上がる 100%が1秒以上続くようだと CPUにかなりの負荷がかかっていることになる (演算の処理が間に合っていないことになる) 重大なエラーが起きたままになっていると1〜100%で上がりっぱなしになっていることもある
さて今回のパソコンは 「物理メモリ−合計欄」が256MB 電源を立ち上げただけで何もしないのに「コミットチャージ−合計欄」が298MB CPUはほぼ0%が継続 しかしネットを立ち上げると100%が1秒くらい続く イラストレーターを開いて少し作業をすると ほとんど100%のまま落ちてこない・・・ このことからメモリが全然足りていないことと 重たいソフトを使うのでCPUが足りていないことがわかった
コンパクトタイプの小さなパソコンは省スペースでいいけど バラスのが大変です まるでパズルのようだ・・・いつもやっている自作パソコンは大柄で余裕が有るからいいけど今回は最悪です 使われていたマザーボードはP4PGVと言う珍しいタイプでした
メモリは前回のワタル君と同じDDR PC3200対応 しかしおまけが付いていてメモリのデュアルチャンネル対応でした Dual Channel(デュアルチャネル)とは、「同じ規格」「同じ容量」のメモリを2枚1組として扱い、搭載することによりメモリの動作速度を2倍に高める技術のことです。(最近の物は当たり前ですが・・・) CPUはPentium4対応でPrescott対応 Socket478タイプでした つまり Pentium4 Prescott 3.0EGHz〜3.4EGHz が載せられます
ネットでCPUとメモリを物色〜 CPUはPentium4 3.4EGHz Prescott Socket478 1MB をゲット 3年前は11万円以上していた超高級品 メモリはPC3200 (DDR400) 512MB-CL2.5×2枚 をゲット 3年前は2枚で3万円前後していた品 以上を送料込みで2万円以下! バッチリ予算以内!
一度ばらしたので組み付けはすんなりと・・・ さてさて動作はどうかな???
ウォ〜〜〜! メチャ早っ! 俺のPCより早いよ! 俺のと取り替えたくなってきた!!!
あっ! でも動画がダメだ・・・ コンパクトPCのためビデオボードがマザーボードにオンボードされているタイプで このような物は動画処理速度に余裕が無く 見ていても処理が間に合っていないのがわかります
でも一番使うらしいイラストレーターがバリバリ動くようになったのでOKです!
興味が有る方はちょっとお勉強してからチャレンジしてみてくださいね
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