エクスプレス 
by Aniki 


コンピューターチューニングへの道 
    


 



第二章 コンピューターチューニング前の準備

 ◆愛車の状態を知っておこう!

コンピューターチューニングを行うに当たり真っ先に質問が飛んできました
「どんな風に変更したいの?」
「いつもどんな運転をしているの?」
「ガソリンはレギュラー? ハイオク? どっちを使っているの?」
「今までにノッキングを起こしたような経験はある?」

ありゃ〜困った! どんな風にといわれても・・・ 「普通に運転してま〜す」
「燃費向上と ポンッ、ス〜ッのパワーアップをしてもらいたいのですが・・」
これじゃ〜チューナーの方が困りますよね

いつもは レーサーから「ヘアピンの立ち上がりでのびが足りない」 といわれれば
即座に「点火時期を微妙に調整して シフトアップポイントを若干下げて〜」てな感じでプログラムを書き換えてしまい 要望にぴったり合わせてしまう職人ですから当然の質問でした
せっかくお金をかけてオーダーメイドのデーターに書き換えてもらうので 自分の車の状態をしっかり把握して 要望をまとめ 伝えることにしました

 

  ★アメ道燃費基準★

ここで一つ提案なんですがアメ車道場内で燃費等の表記をするとき 仕様や走行状態で燃費が大きく変わってしまうので 一定の基準を決めたいと思います

 車両の形状表記

新型ハイルーフAWD
新型ハイルーフ2WD
新型ロールーフAWD
新型ロールーフ2WD
新型パッセンジャーAWD
新型パッセンジャー2WD

旧型ハイルーフ2WD
旧型ロールーフ2WD
旧型パッセンジャー2WD

 走行状態の表記

都心街乗り (1kmに複数信号がある 渋滞することもある 30〜40km巡航が多い)
郊外街乗り (数キロごとにしか信号がない 50〜60km巡航が多い)
高速     (90〜110km巡航が多い)
高速渋滞  (30分以上 30km以下が続いた場合)
高速スピード (巡航より飛ばしたかな〜と思われるとき)

 記載例

新型ハイルーフAWD 都心街乗り80% 郊外街乗り20% で3.4〜3.8kmL

 

 ≪ 燃費について ≫

今まで 都心街乗り80% 郊外街乗り20%で 3.4〜3.8kmL  高速で 5.8〜6.8kmL ぐらいでした
Aniki車はエクサバの中ではかなり悪い方です
仕様によっては都心街乗りでも5.0kmLオーバーの方もいます

これは同じエクサバとは言え 仕様でかなり違いがあります
主に総重量による違いとAWDか2WDによる違いがあります

燃費の悪い順から並べると・・・

 ハイルーフコンバージョン > ロールーフコンバージョン > パッセンジャー

 AWD > 2WD 

特にAWD装着者は車重も70kg程度重たくなるし フルタイムのためドライブ系へ常に回転抵抗が加わります そのため燃費悪化は避けられません

燃費向上と言っても 僕の場合元々がかなり悪いので たとえリッター当たり1km伸びたら大変な物です
都心街乗りで3.5kmと仮定して それが1km伸びると言うことは 4.5kmになり ガソリン量で言えば たったの3分の2のガソリンで走ってしまうことになります
さすがにこんなことは不可能なので Aniki車の場合 最悪値の3.4kmが リッター4.0kmオーバーが達成したら約20%の向上なので大成功でしょう
20%の向上が達成できるならハイオクガソリンを使っても十分元が取れます

 

 ≪ ガソリンについて ≫

以前から掲示板やブログ等で話題になっていた エクサバはレギュラーガソリンか? ハイオクガソリンか? どっちを使えばいいのかです
特にコンピューターチューニングを行う場合 どのようなガソリンを使うのかが意外にも重要なポイントになってきます

一般的にはハイオクガソリンは高級車用という誤解された認識がありますが 違いますので 詳しくは下記を参照してください
http://dojyo.com/cgi-bin/c-board354/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=5483;id=#5555

燃費向上を目的にしてコンピューターチューニングを行うと言うことは 掲示板にも書かれていた ノッキングや点火時期の調整が密接に関係してきます
ノッキングを起こしやすいレギュラーガソリンで ぎりぎりのところをついて調整するのと ノッキングを起こしにくいハイオクガソリンで調整するのとでは 調整幅が大きいハイオクガソリンの方が よりパワーを出しやすくなります
つまり燃費向上の可能性も高くなるわけです
当然、エンジンへの耐久性も上がります

 ではAniki車はどうしたか・・・

おそらく日本国内において新型エクサバで本格的なコンピューターチューニングを行うのはAniki車が国内初だと思われます
そのため皆さんへ詳細なレポートをお伝えしたいため 全くのノーマル状態のままで 今まで使っていたレギュラーガソリンを使い もっとも厳しい条件の中でコンピューターチューニングを行うことが正確なレポートをお伝えできると思っています

 今回  レギュラーガソリンでの調整 その他全くのノーマル
 次回  ハイオクガソリンに取り替えて再調整
 余裕があればもう1回 吸気系または排気系の改造後再調整してみたいな〜



 ≪ 車両状態について ≫

今回のチューニングは引き渡した時点でのもっともいい状態にセッティングしてもらえます
ということはフィルターが詰まっていたり、プラグが劣化している状態では その調子悪い中でのベストセッティングになってしまうわけです
せっかくお金出してこれじゃ〜もったいないですよね・・・
プラグはまだ4万キロ程度しか走っていないのでそのままでもOKでした
フィルターは交換しないまでも 一応エアーできれいにお掃除しておきました

今後、マフラーの交換や社外フィルターの交換等を考えている方は 先にそれらのカスタムをやってから 最後にコンピューターチューニングを行った方が良さそうです

ちょっと余談ですが 社外マフラーに交換して低回転時でのパワーがダウンしたという話をよく耳にしますが 今回このような状態へ陥ってしまった場合 コンピューターチューニングで改善できるのか聞いてみました
エクサバのようにノンターボ車の場合ある程度の排圧が必要で 抜けがよすぎるとこのようになってしまうそうです
これをコンピューターで改善する場合はかなりガソリン量を増やしてやらないとだめだそうです。 それでもノーマルまでパワーを戻せるか難しいところだそうです

音量重視の抜けがいいマフラーは燃費面、パワー面からみても最悪みたいです・・・
逆に吸気系は抵抗が少ない方が低回転からパワーを出せるので 燃費向上にもつながりそうです




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  第一章 コンピューターチューニングへの道  2/12
第二章 コンピューターチューニング前の準備 2/13
第三章 いよいよチューニングへ 2/16
第四章 走行テスト 2/17
第五章 02年式 タホのインプレッション 2/18
第六章 03年式 エクスプレスのインプレッション 2/24
第七章 総評と燃費 3/12
第八章 チューニング対応車種 (一般用)申し込みフォーム 3/13

    チューニング対応車種、(メンバー用)申し込みフォーム 3/19
チューニング車試乗会でのレポート 
トムジさんのインプレッション 3/28 
桃さんのインプレッション 4/12 
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